涅槃会の集い
2/15に四恩幼稚園で涅槃会の集いを行いました。
仏教の三大行事の最後ですね。
みなさんは「涅槃会」をご存じでしょうか?
・インドの各地を巡って多くの人々に正しく人生を歩むことを教えられたお釈迦様は、2月15日に2本の沙羅(さら)の木の間で頭を北に向け、右脇を下に向けて横たわられ静かに80歳の生涯をとじられた。
・三仏忌(4/8花まつり~誕生日、12/8成道会~お悟りを開いた日、2/15涅槃会~入滅された日)の最後の行事であり、お釈迦様の入滅を偲び営まれる法要が涅槃会である。
・涅槃図には、人も動物も鳥も虫もみんな集まって悲しんでいるお釈迦さまが亡くなられた時の様子が描かれている。
・涅槃(ねはん)とは死を意味するのではなく、怒り妬み嫉みなどさまざまな欲が消滅し心の迷いがなくなった状態で、煩悩の炎が吹き消された永遠の安らぎである。→子ども達にはわがままや意地悪、駄々こねの気持ちがなくなって優しい心の状態と説明する。お釈迦様が最後に残した言葉は、自灯明(じとうみょう)→自らの心のあかりをともし、自らを大切にすること。法灯明(ほうとうみょう)→お釈迦様の教えを学ぶこと。
お釈迦様の教え→嘆き悲しんではいけない。人は全て愛するものと別れなければならない。全てのものは変化する。この世は無常である。続けて精進しなさい。
文章にすると難しいですね。
この内容を子どもたちに涅槃図を見せながら全体にお話をします。
みんなの大好きな人が死んじゃったらどういう気持ち?
いつもお弁当を作ってくれるお母さん。
みんなが元気に過ごせるように働いてくれるお父さん。
みんなのことが大好きなおじいちゃんおばあちゃん。
大切な人はたーくさんいるよね。
さてお釈迦様がなくなった時、涅槃図では、周りにたくさんの動物がいます。
なんでだろうね。
お釈迦さまは誰にでも優しくて、みんなお釈迦様が大好きだったから。
お友達におもちゃをかしてあげたり、好き嫌いをしなかったり、意地悪をしなかったり、うそをつかなかったり、人の嫌がることをしない。
そういうお利口さんになってください!
とみんなに伝えました。
四恩幼稚園のみんなはとーってもお利口さんだから大丈夫ですね!(^^)!